JavaScriptの「フレームワーク」と「ライブラリ」の違いをわかりやすく解説!

JavaScript

JavaScriptを学んでいるとよく目にする「フレームワーク」と「ライブラリ」。この2つ、どちらも便利なツールですが、何が違うのでしょうか?
今まで触ってはきたものの違いについて曖昧だったのでわかりやすく、その違いを書いてみました。

「フレームワーク」と「ライブラリ」はどちらも再利用可能なコードの集まりですが、使い方や制御の方向性に明確な違いがありました。。

✅ ざっくり違いを言うと?
  • ライブラリ:自分のコードが主導して必要なときに使うツール
  • フレームワーク:全体の流れをフレームワーク側が主導し、開発者が従う構造

🎯 イメージで例えると

  • ライブラリ:便利な「道具セット」。使いたい時に自分の設計に合わせて呼び出す。
    →「このレンチで今からこのボルトを回そう」みたいな感じ。
  • フレームワーク:設計図付きの「家づくりキット」。枠組みが決まっていて、その中でカスタマイズする。
    →「この場所に台所を置いてください。その中にあなたの料理道具を設置してください」みたいな感じ。

この例えみたとき結構しっくりきました笑

🛠 ライブラリとは?

▶ 特徴
  • 必要な機能だけを呼び出して使う
  • アプリ全体の流れは自分で設計する
  • 自由度が高い
▶ 例
  • jQuery(DOM操作)
  • Lodash(ユーティリティ関数)
  • Axios(HTTP通信)
▶ イメージ
plaintextコピーする編集する【あなたが大工で、必要な道具(ライブラリ)をその都度取り出して使う】

🏗 フレームワークとは?

▶ 特徴
  • アプリの骨組みや流れがある程度決まっている
  • フレームワークに沿ってコードを書く
  • 統一的な構造で大規模開発に向いている
▶ 例
  • React(UIライブラリだがフレームワーク的に使われる)
  • Vue.js
  • Angular
  • Next.js / Nuxt.js
▶ イメージ
plaintextコピーする編集する【家づくりキットに沿ってパーツを組み立てる。設計はキットが決める】

🤔 React はライブラリ?フレームワーク?

  • Reactは公式的には「UIライブラリ」でした。
  • ただし、Next.jsなどの周辺ツールと組み合わせることで、実質的にはフレームワークとして使われるケースがほとんどみたいです。

✅ フレームワークとライブラリの違い

項目ライブラリ (Library)フレームワーク (Framework)
制御の主導権開発者が主導(必要なときに呼び出す)フレームワークが主導(開発者のコードが呼び出される)
構造アプリの構造は自由に設計できるフレームワークに沿った構造が必要な場合が多い
jQuery、Lodash、Axios などReact、Vue、Angular、Next.js など
柔軟性自由度が高いが統一性に欠けやすい決められた設計に従うため、統一性が保たれる
学習コスト比較的低い初期設定や構造理解に時間がかかることも

📝 まとめ

  • 小規模で自由に設計したいなら「ライブラリ」
  • ある程度ルールが決まった中で効率よく開発したいなら「フレームワーク」
  • Reactのようにライブラリとフレームワークの境界があいまいなケースもある

違いを明確に理解することは大事ですが、どちらが「良い」ではなく、プロジェクトの目的や規模に応じて選ぶことが大切ですね。

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